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執筆者の写真事務局

24年11月活動報告|うおぬまアーチ

「うおぬまアーチ」は、魚沼地域で医療・介護・福祉分野の専門職が連携し、地域の暮らしをより良くするための活動です。月1回ランチを囲みながら情報交換を行い、課題やアイデアを気軽に相談し合う場としてスタートしました。

施設勤務者が自分の意見を発信したり、異業種の人々と交流したりする機会が少ない現状を改善することを当面の目的にして行っています。


2024/11/25 第6回の定例会は、奥野さんが女将をつとめるなにわ茶屋をお借りして「sachimoyou」のスープランチをいただきながらの定例になります。

ありがたいことに、口コミで「興味がある!」「参加してみたい」という声が広がっています。参加することによって、みなさんの視野・視座が上がり、希望を持てる気持ちになって帰っていただけると嬉しいです。


雪深い魚沼地域になります。次回は、オンラインでの開催をしていく予定です。参加ご希望の方は、お問合せフォームまたは、伊藤のSNS等にてご連絡ください。




◆今回参加者

・メディカルソーシャルワーカー(奥野さん)

・看護師ーリンパ浮腫(中村さん)

・看護師ー嚥下(千野さん)

・看護師ー小児・アレルギー(白井さん)

・精神保健福祉士/社会福祉士/ソーシャルワーカー(久保田さん)

・看護師ー急性期/OP・コミュニティづくり(島田さん)

・保育士ーカフェ経営(小島さん)

・社会福祉士/児童発達支援責任者/相談支援員(岡本さん)

・まちづくり起業家(伊藤)

・看護師ー高齢者(帆苅さん)

・理学療法士(内藤さん)


今回は、初参加の方が5名!以前より気になって下さっていて、ようやく来れたという方や、今回来れなかった参加者からのご紹介も。

看護師資格を持っていらっしゃる方が多いですが、その多様な専門性にご注目ください。困りごとが何かあったら、それぞれに相談ができるような体制が組めそうです。


〜11月アーチ定例で出たトピックス一部紹介〜


●うおぬまアーチの向かう先

これまでの6回のランチ会やヒアリングを通じて、参加者が直面する共通課題が浮き彫りになりました。次のように対応していこうと考えております。

  • スタートアップのハードル:物件確保や法人化、広報方法など具体的な課題が多い。

  • 支援の仕組み作り:将来的には、NPO法人を設立し、地域企業の支援(寄付)を得ながら、医療・福祉・介護インフラを支える仕組みをつくることを目指しています。例えば、地域住民の方から相談があった場合に、専門家から知見をもらえる仕組み(弁護士ドットコムのようなもの)や専門家紹介制度など。

  • 具体的な支援例:六日町での事業展開のための物件確保や、産後ケアホテルの立ち上げ支援など、具体的なプロジェクトにも関与していきたいです。


●参加者のビジョンや課題

全部をご紹介できずに恐縮ですが、何人かの持つ「目指していること」をご紹介します。


1. 久保田さん(NPO法人支援センターあんしん)

  • 目指していること

    地域住民が主体的に関わる持続可能なコミュニティをつくり、誰もが孤立せず豊かに暮らせる社会を実現すること。

    • 空き家を活用した障害者グループホームなど地域資源を活かしたプロジェクトの展開。

    • 住民同士が助け合える仕組みづくり。

2. 小島さん(Aco cafe)

  • 目指していること

    カフェを地域の「ハブ」として機能させ、地元の魅力を内外に発信するとともに、地域住民や観光客が交わる場を創出すること。

    • 地元農産物や文化を活かしたメニューやイベントの展開。

    • 地域外からの人々が浦佐の魅力を感じられる仕組みづくり。

3. 島田さん(株式会社島田組)

  • 目指していること

    建設業の枠を超えた地域社会への貢献を目指し、インフラ整備と人材育成を通じて持続可能な地域づくりを推進すること。

    • 若手社員の育成を強化し、地域建設業の未来を支える人材を輩出。

    • 地域課題解決のための多面的な活動を模索。

4. 帆苅さん(訪問看護ステーションまるごーと)

  • 目指していること

    訪問看護を通じて、高齢者や障害者が安心して自宅で暮らせる社会をつくり、在宅医療の認知向上と地域医療の質向上を図ること。

    • 地域医療チームとの連携を強化し、包括的な在宅ケアを実現。

    • 在宅での最期を希望する人々が安心して選べる社会を構築。

5. 内藤さん(理学療法士)

  • 目指していること

    健康増進を地域全体で支え、医療や介護への依存を減らすことで、活力あるコミュニティを実現すること。

    • 高齢者だけでなく、働く世代も健康でいられるための講座や予防プログラムの普及。

    • 高齢者が自立した生活を送れる支援体制の構築。


◉参加者からのお知らせ


  • 六日町こどもクリニック

    「こども も おとなも気軽に相談できる場所、笑顔になれる場所」として開業しています。数少ないアレルギーの専門医でもあるので、大人の方もアレルギー症状や花粉症などの疑いの段階でぜひ気軽に相談できます。オンラインからの事前予約制にすることで診療時間が読めるため、お仕事をされている方もどうぞ!

    https://muikamachi-kodomo.com/


  • sachimoyou(六日町)

    奥野さんが、来年、就労移行支援事業所の立上げに向かって走っていきます。そのため、sachimoyouの店舗は1年くらい使わなくなるため、子育て支援スペースやイベントなどに活用しても良いとのこと。

    https://naniwachaya.com/takeout/


  • yamatomachi(浦佐)

    茶室を1室お借りしたので、春くらいにはイベントや地域の方に使ってもらってニーズをヒアリングできるようになるそうです!


  • Aco cafe(浦佐)

    地域の方がふらっとこれる場所をつくりたいので、コラボレーションも大歓迎!病院や学校が近いので、健康講座や子ども向けのイベントなどと相性がいいかも。

    https://www.instagram.com/ako.cafe.bar.2020


  • うおぬまアーチ

    塩沢〜六日町エリアにて物件を募集しておりますが、場所を起点に動き出しそうなものごとがいくつかあります。



参加した方からは「今まで多くの会議や集まりに出席してきたが、これだけ地域に対しての想いがある人が集まる会議は初めて!!」という嬉しい言葉も出ました。


私が会社を経営していて思うことがあります。ビジョンを掲げるだけではだめで、ビジョンを実践すること・実践し続けることが働く人(代表者も含め)が働き続けられる秘訣だと思っています。法人理念が立派な事業所はたくさんあるのですが、そこに惹かれて入っても、実態が伴っていないなどで見限ってしまう。特に、医療・介護・福祉などの現場では多く見られる現象ではないでしょうか。

私たちは、そうした火を消さないでいよう。そうするためには、こうして時々集まって、熱交換をしていくことは極めて重要だなと感じました。


現在は細々と活動をしているのですが、圏域をまたいで村上の団体から注目していただいたり、魚沼市のNPOや津南町からの興味関心・参加希望なども多く出てきました。このつながりから、リクルートにつながったり具体的な事業連携ができてきそうだということも非常に嬉しい限りです。

せっかく興味を持っていただいているので、もっと多くの方が参画できるプラットフォームとして作っていきたいなと思います。

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