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執筆者の写真事務局

24年10月活動報告|うおぬまアーチ

更新日:10月30日

こんにちは。医療・福祉・介護のプロ人材から地域をつなぎ、地域づくりを動かしていく任意団体【うおぬまアーチ】発起人の伊藤綾(form きら星株式会社)です。


2024/10/29 第5回の定例会は、12月に開設予定の訪問看護ステーション・まるごーとのオフィスにお邪魔をしました!

今回は、十日町市から、2回目のご参加をいただいたリンパケア美波の中町さんと、NPO法人支援センターあんしんの事務局長・久保田さんが初めてのご参加ということで魚沼エリアでも広がりを見せているのを感じます。


次回会場はまだ未定ですが、冬季は地域柄外出もしにくくなると思いますので今後はオンラインも検討していきたいと考えております。参加ご希望の方は、お問合せフォームまたは、伊藤のSNS等にてご連絡ください。




◆今回参加者

・コミュニティナース・保健師・看護師(上村さん)

・看護師(帆苅さん)

・精神保健福祉士/社会福祉士/ソーシャルワーカー(久保田さん)

・看護師(中町さん)

・社会福祉士/児童発達支援責任者/相談支援員(岡本さん)

・まちづくり起業家(伊藤)


〜10月アーチ定例で出たトピックス一部紹介〜


●訪問看護ステーションまるごーと、始動

県庁への事業所設立のための申請を提出し、帆苅さんのまるごーとが予定通りにいけば12月からスタートします。メインでは、介護が必要な方に向けた訪問看護を進めていきたいとのことですが、児童看護などニーズに併せて対応が可能とのことです。

お出かけの支援や、通院付き添いなども積極的にしていきたいとのことで、スタート時には4名のスタッフで営業をしていきますが、いずれ人員が増えてきたら24時間対応などもできるといいなという構想をお話いただきました。


まだWebサイトやチラシはできていないとのことですが、これから圏域のケアマネージャーさんや医師会との連携を通じて、利用者さんへサービスを提供していけるような体制を築いていきたいとのこと。


まだまだオフィスは作り込み中!


●精神疾患を抱えている方のケース相談

単身で精神疾患のために就労ができない、自営なので雇用保険に入っていない方で、病識が薄い場合や自分での申請が見込めないような方の経済不安をどのように払拭していくかという具体のケースについて相談をしました。

本人が困窮して困らないとセーフティネットや医療や福祉につながらないという現状がありますが、困窮する前に何か周囲としてできることはないかという問いを投げかけました。


地域の行政所属保健師等でも対応困難なケースなどで行政介入もした方が良い場合などは、保健所を頼ることもあるという情報を教えていただきました。

早速、保健所に電話の上、直接相談に乗っていただき、介入のタイミングなどのご相談ができたので良かったです。

南魚沼地域振興局健康福祉環境部(保健所)

025-772-8137

対専門家にしても個別に相談していたら見えてこなかった解決策も、医療・福祉という観点から多角的にアプローチを検討してもらえて、うおぬまアーチの心強さを改めて実感しました。

こういう時には誰に相談したら良いかがわかるだけでも、生活していて安心の材料になると思っています。


雪国は日照時間の短さから、精神疾患を起こしやすいという研究もあります。

治療を行う際にも、現状、精神科・心療内科の予約が取りにくいですし、通院をするのも困難ではあります。

精神訪問看護という方法もあるので、お困りの方がいたら主治医への利用希望を伝えた上でつながってもらいたいです。


<精神訪問看護に対応しているステーション>


地域で解決していきたい課題、国の制度上の課題

医療保険と介護保険のはざまであったり、保険診療が使えなかったり、社会保険に加入していない場合のセーフティネットなど、制度が届かない・届きにくいという問題について具体的なケースをもとに話ができた濃密な会でした。

民間事業者だけではどうにもならない、ボランティアでは継続ができない、そんな場面も出てきているので行政との連携ももっとできるようにニーズやデータを精緻に集めることの必要性を感じています。


先は長いことですが、まずは、手に届く方からしっかりと適切な措置につなげていけるように、今後も連携をしていきます。


今回のランチは、ROOTさんのお弁当でした!


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