こんにちは。医療・福祉・介護のプロ人材から地域をつなぎ、地域づくりを動かしていく任意団体【うおぬまアーチ】発起人の伊藤綾(form きら星株式会社)です。
2024/9/24 第4回の定例会もまた、初参加の方がいらっしゃいました。
地域医療や介護、福祉から安心して暮らしていける地域づくりをしたい前向きな方であれば、いつでもふらっとご参加が可能です。
来月は、10月29日(火)、新しく南魚沼市に訪問看護ステーション・まるごーとを立ち上げる帆苅さんの新事務所にてランチミーティングを行う予定です。参加ご希望の方は、お問合せフォームまたは、伊藤のSNS等にてご連絡ください。
今回の会場は、南魚沼市”東地区”にある地域づくり協議会の活動場所でもある「ほっか」(旧JAみなみ魚沼 東営業所)をお借りしました。参加者の佐藤さんが東地区の地域づくり協議会の理事としても活動をしておられます。
ほっかは、向かいにある開発センター(地域の集会所のようなもの)の老朽化に伴い、新しい集まれる場所にということで地域づくり協議会が運営をしております。
現在は、南魚沼市初の(専業の)集落支援員さん1名と、まもなく2名となる地域おこし協力隊員が常駐する活動場所になっています。学童に通わない子どもたちがふらっと訪れたり、介護予防の体操や認知症予防の勉強会など、地域の新しい居場所となるように活動中です。課題としては、認知度・・・!イベントや地域の祭りの会場としても使うことで認知向上に努めています。
地域に住む方がふらっと来て茶飲みや、自由に過ごすことができる場所として気軽に使ってもらえればとのこと!お近くにお住まいの方は、是非一度覗いてみてほしいです。
◆今回参加者
・ソーシャルワーカー(奥野さん)
・コミュニティナース・保健師・看護師(上村さん)
・看護師(佐藤さん)
・看護師(水谷さん)
・看護師(帆苅さん)
・柔道整復師・カメラマン(神保さん)
・まちづくり起業家(伊藤)
アーチの活動を広げていくために、そして、前回出た課題として個々のサービスの認知が・・・という前回定例を受けて、認知を広めていくためにもまずはそれぞれの宣材写真が必要だと思いました。
そのため、今回は柔道整復師の経験もあって、現在はカメラマンをやっているジンボラボの神保貴雄さんに集合写真と個別のプロフィール写真を撮っていただきました。
〜9月アーチ定例で出たトピックス一部紹介〜
●ほっかの使い道について
地域内でどのようなニーズがあるかを聞いた中でどんな場所にしたいか、していけるかを考えていけるといいよねという話が出ました。
地域内では交通弱者の問題や、今後、学校が統廃合していった場合の利便性などの課題感があることなどを協議会のみなさんからもお聞かせいただきました。
これは私見ですが、地域づくり協議会が担い手となり、地域交通(児童・福祉・市民の足)をやることで様々な課題解決ができるのではないかと思っています。
●帆苅さんの訪問看護ステーション・まるごーとについて
12月サービス開始にて、南魚沼市西泉田388-1に事業所を構える予定です。
まずは開業したら、地域の病院や介護施設との連携をできるように整えていくとのこと。高齢者の看取りの問題も、自宅でできる選択肢を増やせるように動いていきたいそうです。
最期を自宅で過ごしたいという方の思いを叶えていけるように訪問看護の中で、看護師による看取りができるように法改正が為されたのですが、地域医療の中で遠隔での死亡確認の対応ができる医師・医療機関のパートナーが見つかっていないという課題を抱えています。
▼看護師による在宅看取りに関しては、下記がわかりやすいです。
また、スタートアップをするにあたり、様々な制作物がまだ追いついていないということもあったため、医療のことも理解ができる立上げ支援者を紹介する予定です。
●奥野さんからの報告
奥野さんが主宰している「にじいろ会※」の次回定例が10/8 19時よりなにわ茶屋にて開催予定で、障がい者就労についての話し合いを予定しています。柏崎で、障がい者就労で高い賃金を支払うことが実現できているWith Youを経営している小林さんをお招きするとか!
お会いしたかった方なので、私も足を運んでみようと思います。
※にじいろ会:南魚沼県域障がい者就労支援地域連携推進会
障がい者がいきいき働ける場を創出するため、企業側の課題・悩みについて相談を受け、適切な支援機関等へ繋げ、実質的な課題解決に寄与すること。また、地域内の様々な立場・組織の方々と情報交換を積極的に行い、有機的な連携を図ることで、地域内の障がい者就労における課題解決に寄与することを目的として活動
また、大阪のユニバーサルレストラン「ル・クロ」の視察など、障がいを持ちながらも、しっかりと稼ぎ賃金にも反映させている事例についても紹介をしていただきました。
現状は、サービスの選択肢を広げることが課題になっていますが、その中でもきちんと「稼ぐ」意識を持って、高付加価値を生み出し、スタッフも利用者もやりがいと誇りを持てるような事業所を地域内にたくさん増やしていけたらとワクワクしました。
●医療的ケアが必要な方でもおでかけができたら
水谷さんは看護師による付き添い支援をやりたいという思いがあるものの、保険診療の対象とはならないため自費での負担をできる方しか現状サービスを受けられないことについて話していただきました。一時帰宅時や買い物や病院の付き添いだけでなく、旅行などのニーズもあるそうです。
現状、そうしたサービスを対応している事業所も地域内にないのですが、まるごーともそういった領域も検討しているとの話が出ました。
こうしたマッチングができることもアーチの強みです。
●官民連携で福祉や地域づくりもケアをする
大阪府の大東市にある地域包括支援センターは、株式会社コーミンが運営受託をしています。基幹型の地域包括支援センターを民間事業者が運営するのは全国初となる事例です。予防介護などで成果を出している自治体なので、もしかすると聞いたことがあるという方も多いかもしれません。
役所(特に専門職)人材不足がこの地域でも顕著なので、こうしたスキームを学びたいと思っています。伊藤がそのうち視察に行く予定なので、関連する自治体部署の職員さんなども是非お連れして、ヒントを得られればなと考えております。
●もっと介護人材ともつながりたい
高齢者に関わると、重要なのがケアマネージャーの存在。ケアマネージャーが選択肢を多く知って、良いケアプランを立てることができることで、その人のQOLが変わってくるという話に各々の課題がつながっていったかと思います。
現状、看護師の資格保持者が多いのですが、地域内に眠っている志ある介護資格者とつながっていけたらなと考えております。
人と人が有機的につながることで何かが生まれる
いまの環境、組織の中で動けないことでも、越境をすることでできることが増えるかもしれない。声を上げることで、共感してくれる人と何かできるかもしれない。
そんな可能性を私たちは信じています。
現状維持や衰退ではなく、少しでも変えていきたいから。
No talk, All action. (喋ってるだけじゃなく、ただ行動あるのみ)
そんな精神で、頑張っていきたい人を応援していきます!
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