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執筆者の写真事務局

24年8月定例報告|うおぬまアーチ

こんにちは。医療・福祉・介護のプロ人材から地域をつなぎ、地域づくりを動かしていく任意団体【うおぬまアーチ】発起人の伊藤綾(form きら星株式会社)です。


第3回の定例会にして「アーチ」のポーズが決まりました^o^/

手を掛け橋型にして携えるというのを集合写真の決めポーズにしていきたいと思います。


さて、今回のアーチには、初の参加者が4名!

参加動機としては、過去の参加者から「こんな想いを持った人同士が集まる活動があるよ」と声をかけていただき、つながりたい!話したい!みんなの想いを自分でも何か手伝いたい!そういった動機でご参加されたそうです。

今日は残念ながら参加ができなかった方でも、2名ほど、伊藤に直接連絡をいただき、ご興味を持ってくださっている方もいらっしゃいます。


実際に始めてみて、どうしてもさまざまな制度の壁で縦割りになってしまいがちであるが、利用者としてはシームレスな支援を求めていて、そのような仕組みを作れるといいなという実務者・サービス提供者たちの願い、課題感があることを痛感しています。


アーチ発起人としては、この活動を実際に

(誰に)想いを持って活動をしている人たちを、より応援できるように、

(何を)そしてそのサービスや支援メニューを必要としている人たちにアウトリーチができる仕組みを作り、

(どうやって)”必要としている人が、望めば、手に届く”状態にすることによって、

(どのような状態に)この魚沼地域で生きる希望を作る

実行力を持てるように昇華させていきたいと考えています。

活動に力を持っていくためには、一般社団もしくはNPO法人を作って、会を組織的に運営していくことも視野に入れていきたいです。

今回は、初の試みとして、参加者外の企業さんの場所を(ご厚意で)お借りして開催をしました。

南魚沼市浦佐にあります、総合建設業「株式会社島田組」さんのリニューアルした1階オフィススペースにてランチミーティングを行いました。ランチは、子育て応援カフェ、心菜箸さんのものです。


◆今回参加者

・ソーシャルワーカー(奥野さん)

・コミュニティナース・保健師・看護師(上村さん)

・看護師(佐藤さん)

・看護師(島田さん)

・サロン運営(星野さん)

・助産師・整体運営(佐藤さん)

・助産師(星さん)

・建設業経営者(島田さん)

・まちづくり起業家(伊藤)


今回も多様な参加者で、どんな人たちに対して想いを持って活動をしているか、今困っていることなどを自己紹介をしているだけで70分以上・・・想いが溢れすぎて、聴いているだけで涙が出そうな場面もありました。


なぜ、会場を島田組にお借りしたかというと、島田組は100年以上続く建設業。まちのインフラを支える存在として地域に在り続けていますが、今年4代目として後継になった社長の島田奏大さんが、コミュニティナースの存在を知り「地域に必要だ!」と発信をされていたのを目にしたからです。

コミュニティナースとして一歩を踏み出し始めた上村さんと出会い、お二人を引き合わせたい、そして島根県の雲南市で始まっているコミュニティーナースの取組みも参考に魚沼版を作るための議論ができればというのが狙いでした。


島田さんからは、雲南でのコミュニティナースの社会実装を支えているのは地域の旦那衆である地方豪族企業であること、魚沼地域でも持続的に共助の仕組みを回してくためには、行政だけを頼り切ることではなく、実際に金を稼ぐことができる民間企業が地域に対して再投資を行なっていくことの必要性について話をしていただきました。


企業にとって、医療・福祉分野への地域への再投資は、直接的な利益につながりにくい部分もあり、周囲の方にはなかなか理解がされ難い・・・と、心中を吐露されていました。従業員も、そこで暮らす家族も、心も体も健康に、育児や介護でも頼り合えるような地域社会のシステムの中で生活することによって、企業が価値を生み出し続けるバックボーンができるともおっしゃっていました。


現在、島田さんは想いを共にできる経営者たちと、地域の人事部を立ち上げ、そういった理念を南魚沼で定着していかせようと奔走しています。


地域事業者が稼ぎ出すこと、そして、お金になりにくい医療・福祉・介護・教育などの人が豊かに生活していくために必要な業種に再投資をしていくこと。それを両立ができるように、志ある経営者の仲間を増やしていくこと。

非常に大事なことだと思っています!ピンと来た方は、ぜひ、次回のアーチ定例へお越しください。


〜8月アーチ定例で出たトピックス一部紹介〜


●産後ケアホテルの必要性と地域の現状

地域内にて産後にママが子どもとの距離を置いて休息ができる施設は、十日町市にあるたかき医院のみ。1日1万円でショートステイができますが、対象月齢が3ヶ月未満であること、地域内で分娩を取扱う数少ない産院の病棟であることから宿泊室の確保が十分とは言い難いです。

困り感が強いのは、核家族だけではなく、多世代同居の方は親世代の理解を得にくいことから子育ての辛さを言い出しにくい実態もあります。


●自宅サロンでは本来のターゲットへリーチしにくい

星野さんは、より健康に過ごすために腸内環境を良くすることの必要性を自宅サロンだけではなく企業出張等でも講演などを行なっています。


佐藤さんは、助産師時代やご自身の出産時の難産の経験から、常に体を整えておくことの必要性を常に考え、整体サロンを運営することで不調を訴える方々を減らしてきました。


お二人とも、多くの方々の健康を守ることに寄与されていますが、もっと本来救いたい誰かに届いてほしいという願いを感じていらっしゃいます。


●せっかく取れているデータをもっと施策に活かせたら

行政の中に医療従事者が飛び込んで、日々取扱う多くの”生のデータ”があるにも関わらず、業務に追われ・予算の都合などもあり、活きた政策になりにくいというジレンマ。


●つなぐ存在の価値の活かし方とは

看護師の島田さんは、魚沼基幹病院のオペ室で後輩の育成などにも取組んでいましたが、育てても「地域が面白くないから辞めてしまう」という現状に頭を悩ませ、ご自身の育児も機に離職。現在は、医療従事者の仲人として、地域に定着してもらえるような草の根活動を行なっており、婚活サポートだけにとどまらず、友だちづくりや家のことなど、楽しく地域で生活者としても生きられる活動まで広げていけたらと考えています。こうした「つなぐ価値」を社会的に認めてもらうことが必要。


このような話が出ました。


ここから、なにわ茶屋の女将でもある奥野さんの提案で、なにわ茶屋でみんなの活動を知ってもらうマルシェを開いてみてはどうか?という話になりました。

2024年12/14(土) 六日町のなにわ茶屋にて、アーチ初めてのイベントをする予定です。

スピード感が早い・・・そして、みなさんが複数の肩書を持ちながら活動をされていることで、取組みが広がっていくのを感じます。


地域を本当に変えたいのなら、まずは動いてみましょう!!

この精神を大事に、変えたい、変わりたい方はアーチとつながってください。


9月は、佐藤志乙里さんのもう1つの顔である、東地区の地域づくり協議会の事務所である元JAの店舗を会場にし、よりまちにダイブができるように取組んでいきます。

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